父の日には県産のバラを贈ろう 生産者、知事に贈呈

中村知事(左)に花束を贈る草花の生産者=県庁

 21日の父の日を前に、県花き振興協議会などは16日、県庁を訪れ、中村法道知事に県産草花とバラを使った花束を贈った。県庁1階エントランスホールでは17日まで県産のフラワーアレジメントを展示する。
 父の日に花を贈る習慣の定着と、県産草花、バラの消費拡大をPRしようと毎年届けている。同協議会草花部会の園田晋二部会長と、長崎花き園芸農業協同組合長崎花き生産組合の立石俊一ばら部会長が中村知事に花束を手渡した。
 園田部会長は新型コロナウイルス感染拡大の影響によるイベント自粛などで需要が低迷している現状を報告。「花きの生産、経営、販路拡大などさまざまな面で支援してほしい」と述べた。中村知事は「一刻も早くこの事態を乗り越え、発展できるようわれわれも努力する」と答えた。
 県によると、本県の草花はトルコギキョウやキンギョソウなどの栽培が盛んで、近年はガーベラなどの品目が増加している。バラは高品質で知られる。2018年のトルコギキョウとバラの産出額はいずれも2億円。

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