コレアの弟がドラフト外でアストロズと契約へ

メジャーリーグ公式サイトでアストロズの番記者を務めるブライアン・マクタガートによると、アストロズは自軍のスター遊撃手、カルロス・コレアの弟であるJC・コレアとドラフト外で契約することが確実となった。日本時間6月19日にヒューストンで身体検査を受け、正式に契約書にサインする予定となっている。

JCはテキサス州のアルビン・コミュニティ大から同じテキサス州のラマー大へ転校して2年間プレーし、先日大学を卒業。コレアの家族のなかで大学を卒業したのはJCが初めてだ。大学ではユーティリティ内野手としてプレーしたが、5巡目までに短縮された今年のドラフトでは指名されず、ドラフト外でプロ入りすることになった。

JCはメジャーリーグ公式サイトに対して「僕は2年間、プロ入りを待っていたんだ。過去に2度、アストロズから指名を受けたからね。僕にはいくつか目標があるけど、まずはプロの球団と契約することができた。次の目標はメジャー昇格だ。そのために、これまで以上に一生懸命努力するつもりだよ」と語っている。

兄のカルロスは「彼が成し遂げたことをとても誇りに思う」と弟のプロ入りを喜び、「これからが本当の勝負だ。彼は一生懸命に努力するし、才能もあるから、いつか必ずメジャーリーガーになれるだろう」とエールを送った。

カルロスは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入り。JCは、兄が所属するアストロズから2018年に33巡目、2019年に38巡目で指名を受けたが、大学に残ることを選択した。大学4年生として迎えた今年のドラフトでは指名されず、アストロズ以外の複数の球団からもドラフト外での契約オファーが届いていたが、「過去に2度も指名してくれたし、ずっと僕に興味を持ってくれていた。いつか兄と一緒にプレーしたい」とアストロズへの入団を決断した。

JCは、2019年シーズンに53試合で打率.332、10本塁打、44打点、OPS.910の好成績をマーク。今年は14試合で打率.245、0本塁打、5打点、OPS.637という成績だった。兄と同じ遊撃のほか、二塁と三塁を守ることもできる。ちなみに「JC」は「ジーン・カルロス」の略である。

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