リヴァプール「ヴェルナーの代わりに取るべき」5名

リヴァプールが長く来季の補強ターゲットとして追ってきたRBライプツィヒFWティモ・ヴェルナーが、先日チェルシーに加入することが決定した。

新型コロナウイルスの影響でリヴァプール側が出費を躊躇った一方、チェルシーは契約条項に書かれた5000万ポンド(およそ66.4億円)をポンと出すことを約束したという。

補強候補を奪われた格好となったリヴァプールが、その代わりに取るべき5名とは?『Sportskeeda』のセレクトはこれだ。

5位:ライアン・フレイザー

所属クラブ:ボーンマス

リヴァプールのファンはボーンマスにいるライアン・フレイザーを含めることに不満を感じるかもしれないが、彼はユルゲン・クロップが求めるプロファイルにうまく適合する上、今季終了後にフリーとなる。

多額のお金を使うのを嫌うクロップ、さらに新型コロナウイルスの影響で簡単に資金を費やせないチーム。そしてフレイザーはステップアップを求めている。すべての条件は合致している。

26歳の小兵フレイザーは今季トップ6以外のクラブでは最も素晴らしい選手の一人であったし、献身性が高く、アシストにも長けている。少なくとも獲って損はない存在だ。

4位:フェラン・トーレス

所属クラブ:バレンシア

20歳の若きアタッカーであるフェラン・トーレスは、かつて関心が噂されていたリヴァプールにとってエキサイティングな補強になりそうだ。ほかにもドルトムントやレアル・マドリーも獲得に動いていたと言われている選手だ。

どちらのサイドでもプレーできる器用さを持ち、今シーズンのバレンシアでキープレーヤーに。全公式戦で6ゴール6アシストを記録しており、リーガでも有数の若手として知られるようになった。

リヴァプールはここ数週間でトーレスとの関係が再びピックアップされている。長期的な目線から考えても利益になる補強になりそう。

3位:ミロト・ラシツァ

所属クラブ:ブレーメン

大迫勇也とともにプレーしているコソボ代表のアタッカー。2018年にフィテッセからブレーメンにやってきて以来、その攻撃陣に欠かせないタレントとしての地位を確立してきた。RBライプツィヒとリヴァプールが関心を寄せているという。

そう、当のRBライプツィヒがティモ・ヴェルナーの後継者として彼をピックアップしているとも。今季のブンデスリーガ25試合で7ゴール5アシストを決めており、チームが苦しい現状にあることを考えれば十分な活躍だ。

しかも契約条項の影響で1300万ユーロ(およそ15.6億円)と手頃な価格である。リヴァプールにとっては躊躇せずに支払える額であろう。

2位:カイ・ハヴァーツ

所属クラブ:レヴァークーゼン

ドイツの最高ヤングスターと考えられているハヴァーツは、今多くのビッグクラブから関心を集めているタレントだ。21歳までに35ゴールを決め、国内最年少記録を更新している。

ヴェルナーに代わるタイプではないが、すでにリヴァプールは彼の獲得を検討していると伝えられている。クロップ監督も高い評価を付けており、「いい選手だ」とコメントしていた。

今季の公式戦で15ゴール8アシストを決めてきた彼はステップアップを求めており、レアル・マドリーやバイエルン、チェルシーなども狙っているという。そのため、価格があまりに高いことがネックか…。

1位:ジェイドン・サンチョ

所属クラブ:ドルトムント

もちろん彼を外すことはできない。ヨーロッパのサッカーで最も「求められている」選手であり、その移籍先候補の一つとしてリヴァプールの名前が上がっていた。

今季は全公式戦で40試合に出場し、なんと20ゴール&20アシストというとんでもないことを成し遂げた。しかも20歳でだ。ブンデスリーガだけでなく欧州の舞台でもそのインパクトは変わらなかった。

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ただ、その分競争は激しく価格も高い。マンチェスター・ユナイテッドが最優先で狙っているとも伝えられており、リヴァプールは今夏彼だけに賭けるくらいの勢いでなければ獲れないだろう。その価値は間違いなくあるが…。

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