大活躍中!バルセロナが「再獲得」を検討すべき、元カンテラの5名

育成の名門であるバルセロナ。優秀なタレントが多いのはもちろんだが、近年は大型補強を進める傾向も強く、多くの若手がチャンスを求めて流出している。

そこで今回は、バルセロナの下部組織出身でありながら他のクラブで大きく成長し、「再獲得」を検討すべきかもしれない選手たちを紹介したい。

ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)

カンテラでステップアップしていったが、遠く離れたクロアチア、ディナモ・ザグレブで才能を開花させるという数奇なキャリアを歩んだのがダニ・オルモだ。

結果、若くしてその名を知らしめたことで、その決断の価値を証明した。冬にはバルセロナも獲得を試みたものの、最終的にライプツィヒへと移籍を果たした。

今後数年のうちにブンデスでも成功を収めることができれば、古巣としてはいよいよ本格的に獲得しなければならない選手、ということになるだろう。

アレハンドロ・グリマルド(ベンフィカ)

ベンフィカで数シーズンにわたって安定した活躍を見せているグリマルド。

元々バルセロナの選手であったが、在籍していた当時トップチームの監督であったルイス・エンリケを批判したことでクラブとの関係が悪化。喧嘩別れのような形でバルサを去った経歴を持つ。

ジョルディ・アルバの後釜を探しているチームとしては、スタイルを理解しており、オフェンスに秀でたサイドバックということで、現実味のある選択肢だ。ただ過去の遺恨は解決されなければならない。

ルイス・アルベルト(ラツィオ)

正確にはセビージャからのローンという形でBチームに在籍していたアルベルト。バルサの下部組織でのプレー経験のある選手だ。

その後リヴァプールでは活躍することができなかったが、イタリアのラツィオで司令塔としてブレイクした。特に今季は勢いを見せるチームの中心選手として、一際輝きを放っている。

12本とリーグトップのアシスト数を残しており、すでにセリエAは彼にとって狭いリーグとなった。ステップアップを望む際には古巣への帰還も候補の一つになるだろう。

マウロ・イカルディ(PSG)

遠い昔だが、かつてラ・マシアに在籍していたイカルディ。インテルではエースストライカーとして活躍、今季からはPSGでプレーしている。

33歳になったスアレスの後継者には何人もの名前が挙がっているが、カンテラ育ちの彼もまたその位置に収まるに相応しい選手の一人かもしれない。

問題行動も多いものの、かつてのスアレスもまたそうであったように、いずれピッチ内での活躍によって解決されるはずだ。ただ、厄介な代理人が背後にいるということを忘れてはならない。

アダマ・トラオレ(ウォルヴァーハンプトン)

長く過ごしたラ・マシアを離れ、イングランドへ渡ってからもしばらく伸び悩む時期が続いたトラオレだが、今季はようやく自身の株を上げることに成功した。

驚異的な肉体ももちろん、現在その活躍は多くの注目を集めている。なかでも特に古巣は彼を無視できないはずだ。より成長しなければならない点はあるものの、プレミアでもトップクラスの突破力を持ち、無類の"個"での強さがある。

高齢になっているバルサのフォワード陣の良い代替案となれるだろう。

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