あす21日(日)全国で部分日食 広く晴れる 関東は雲のすき間から観察チャンスか

21日夕方に予想される天気分布と部分日食始まりの時間(国立天文台HP情報より作成)

 あす21日(日)は高気圧に覆われ全国的に晴れる所が多い予想。ただ、関東甲信は湿った空気が流れ込み雲の広がりやすい一日となる見通し。夕方には全国で部分日食が起こるが、関東は空模様と相談しながらの観察となりそうだ。

部分日食、関東は空模様と相談

各地の時系列天気予報

 あすは高気圧に覆われ、日中は全国的に晴れる所が多い見込み。ただ、湿った空気が流れ込む関東甲信は、一日中雲が広がりやすい予想で朝晩はにわか雨の可能性がある。

 また、梅雨前線の影響を受ける沖縄・奄美は雨で、雷を伴って激しく降る所がある見通し。

日本国内のおもな地点における日食の予報(出典=国立天文台ホームページ)

 夕方は、全国で部分日食が起こるが、雨が降る沖縄・奄美は観察が難しい予想。また関東甲信や紀伊半島もにわか雨の可能性があるため、空模様と相談しながら観察する事になりそうだ。雲のすき間からチャンスをうかがいたい。

 その他の地域は晴れる所が多く各地で部分日食が観察できる見通し。

 日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象の事。

日中は全国的に7月並みの気温で暑く

21日の予想最高気温分布

 日中の気温は、関東できょうより気温が低くなる以外は、全国的に強い日差しの影響できょうと同じか高くなる所が多くなる見込み。

 特に西日本で気温が高く、大阪、広島、福岡は30℃以上の真夏日が予想される。こまめに水分補給をとるなど引き続き熱中症に気を付けたい。 (気象予報士・寺本卓也)

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