レッドブル・ホンダF1が開幕戦に備え今週走行か。フェルスタッペン&アルボンが2020年型車をドライブとの報道

 レッドブル・ホンダF1チームが、2020年F1開幕戦オーストリアを前に、今季型マシンを走らせる予定であると報じられている。

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、前半10戦が中止あるいは延期となったが、7月5日のオーストリアでシーズンがスタートすることが決まった。長期休暇を取らざるを得なかったドライバーとチームスタッフに、サーキットの現場での作業と新たな感染防止対策に馴染む機会を与えるため、一部チームが事前走行を行っている。

 テストの手段は、2年前のマシンを使用するか、現行型マシンでデモ走行用タイヤを使用して100km以内の走行を行うかの2種類ある。メルセデスとルノーは2018年型マシンですでに走行を済ませ、フェラーリも同様のテストを6月23日に行う。

2020年6月メルセデスがシルバーストンでプライベートテスト 2日目にルイス・ハミルトンが走行

 一方で、レーシングポイントは2020年型マシンを使い、1年に2日間認められているPR目的の“フィルミングデー”としての走行を行った。レッドブルも、現行型マシンでの走行を行うことを決めたと『SPEEDWEEK.COM』が22日に伝えた。

 同報道によると、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンが25日にイギリス・シルバーストンで2020年型RB16・ホンダを走らせるという。レッドブルの場合、2018年型マシンは現在のホンダではなくルノーのパワーユニットを搭載していたため、テストに使うのが難しいという事情があった。

 姉妹チームのアルファタウリ・ホンダも、2020年型マシンを使用して24日にテストを行うものとみられている。

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