レッドブルF1、“フィルミングデー”でRB16の新空力パーツをテスト。開幕戦に導入か

 レッドブル・レーシングが6月25日の“フィルミングデー”走行で、2020年F1開幕戦オーストリアに持ち込むであろうアップデートをテストしたことが分かった。

 7月5日のオーストリアでシーズンが開幕することが決まり、一部チームはサーキットでの走行を行い、準備を重ねている。レッドブルは2020年型マシンRB16・ホンダを使用し、PR目的として認められている“フィルミングデー”としての走行を、イギリス・シルバーストンで行い、アレクサンダー・アルボンが周回を重ねた。

 チームから発表された写真で、いくつかのアップデートが確認された。最も顕著だったのはフロアで、リヤタイヤの前のエリアに、空気の流れを整えるための垂直のデフレクターが配置されている。このデフレクターは、プレシーズンテストの際のRB16には見られなかったものだ。

レッドブルRB16 フロア比較(右が6月25日シルバーストンでのバージョン)
レッドブルRB16 フロア比較(上が6月25日シルバーストンでのバージョン)

 ライバルのメルセデスはオーストリアに多くのアップデートを持ち込むと述べており、フェラーリはテストで発覚した問題点の修正を行って開幕戦に臨むといわれている。

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