トランザクションの凍結が解除されたのが現地金曜日。それ以降初めてのトレードがオークランド・アスレチックスとサンディエゴ・パドレスとの間で行われた。
パドレスはアスレチックスから25歳内野手のホルヘ・マテオを獲得。アスレチックスは見返りとして後日指名選手を受け取ることになっている。
マテオはマイナー通算283盗塁を誇る韋駄天だ。昨年は3Aの119試合で打率.289、19本塁打と両部門で自己ベストの成績を残し、3Aのホームランダービーにも参加した。守備でも優れた身体能力と強肩から、複数のポジションをこなすことができる。
メジャー昇格経験のないマテオだが、マイナーリーグオプションが既に切れているため、他球団へ流出するリスクを冒すことなくマイナーへ降格させることができないという、扱い辛いところがある。
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また昨年145三振に対して29四球のみとフリースインガーであるマテオが、メジャーレベルの投手に適応することはできないのではないかという見方もある。守備でも、積極的になりすぎたり、消極的になりすぎたりと、不安定な点を指摘されている。
なお今年は原則60人枠内の選手のみがトレードの対象だが、「後日指名選手」に関してはその例外となっている。