ジムニー/パジェロミニ/テリオスキッド|日本が世界に誇る軽SUV3選【MOTA写真館】

スズキ ジムニー/三菱 パジェロミニ/ダイハツ テリオスキッド

生産期間20年のご長寿モデル!スズキ JB23型ジムニー

1998年にフルモデルチェンジし、3代目となったスズキ ジムニー JB23は、軽自動車規格の改正に伴いボディサイズを拡大。

ジムニーの伝統であるラダーフレームこそ受け継がれたが、リーフスプリング式サスペンションから、全モデルコイルサスペンション式に変更され、より乗用車としての利便性を向上させている。

また、時代の潮流に合わせ、それまでの角ばったデザインから、丸みを帯びたデザインに変更。2018年の生産終了まで、小変更を繰り返しながら20年という長期に渡り生産された。

スペック

■全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,680-1,715mm

■エンジン:直列3気筒 658cc 水冷4サイクル DOHC ターボ K6A型

■トランスミッション:4速AT/5速MT

■駆動方式:FR/パートタイム4WD

■販売期間:1998年~2018年

パジェロのコドモはやっぱりスゴイ!軽SUV唯一の4気筒エンジン搭載 三菱 パジェロミニ

1994年に登場したパジェロシリーズの末っ子であるパジェロミニ。軽自動車のSUVでありながら、メカニズムは本家パジェロに引けをとらない構造を採用。2代に渡り、スズキ ジムニーと軽本格SUVの頂点を争った。

ラダーフレームのようにプレス加工された部材を、フロアパンに溶接したビルドインモノコックフレームを採用し、パートタイム4WDの「イージーセレクト4WD」という組み合わせ。

当時軽自動車のエンジンは3気筒が主流であったが、4気筒エンジンを搭載していたことからも、三菱がどれだけ力を入れて開発していたかが伺える。

スペック

■全長×全幅×全高:3,295mm×1,395mm×1,630mm

■エンジン:659cc 直列4気筒 SOHC自然吸気/DOHCターボ 4A30型

■トランスミッション:3速AT/5速MT

■駆動方式:パートタイム4WD/FR

■販売期間:1994年~1998年(初代)/1998年~2017年(2代目)

※スペックは初代パジェロミニ

軽SUV唯一の5ドア!走破性とユーティリティを両立していたダイハツ テリオスキッド

1998年にデビューしたダイハツ テリオスキッドは、軽SUVの中で唯一5ドアを採用。乗用車的なスタイルとデザインではあるものの、オフロード走行もできる構造で、本格的な悪路走行をこなせるポテンシャルと、高い安全性も備えていた。

基本骨格は、モノコックフレームにラダーフレームを溶接したビルトインラダーフレームを採用。駆動方式は2WDのFRと軽自動車唯一のセンターデフ付きフルタイム4WDとしている。

リアシートへのアクセスなど5ドアだからこそ実現できる利便性はダイハツ テリオスキッドだけのメリットと言えるだろう。

スペック

■全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,675-1,740mm

■エンジン:659cc 直列3気筒 DOHC ターボ EF型

■駆動方式:FR/4WD

■トランスミッション:4速AT/5速MT

■販売期間:1998年~2012年

まとめ

軽自動車規格という限られた枠の中で、本格的なSUVと同等の性能が与えられている軽SUVは、まさに日本が世界に誇ることのできるジャンル。SUVが世界的に人気である今だからこそ、手頃な価格でありながら、高い走行性能と本格的な構造を持つ、新たな軽SUVの登場に期待したい。

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