持続可能なまちづくりを 松浦市、総合計画を市民に説明

市総合計画の住民説明会であいさつする友田市長(左)=松浦市鷹島町、鷹島開発総合センター

 長崎県松浦市は3月に策定した「市総合計画」の住民向け説明会を1日から、鷹島地区を皮切りに始めた。10日までに市内8地区で開催する。
 新しい「市総合計画」は行政が策定する従来型の「行政計画」ではなく、今後10年を見据え、人口減少が続く中でも持続可能なまちづくりに市民と協働して取り組む「公共計画」が特徴。「育つ」「つながる」「根をおろす」を基本理念に、「学び育てるまち」「皆でチャレンジするまち」など六つの将来像を掲げている。
 鷹島町の鷹島開発総合センターで開かれた説明会には住民約30人が出席。市から友田吉泰市長ら三役も参加した。市側が策定の経緯や概要を説明。小学校区単位で地域の団体や企業、住民らが連携し、まちづくりや地域の課題に取り組む「地域運営組織」の立ち上げなど、今後の進め方について話した。
 市は市民説明会に続き、8月5日から21日にかけて市内8地区で計画の具体的な実現に向けて市民同士が意見を交わす地域版「松浦未来会議」を開催する。

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