3種のボディタイプを1台にした2代目 エクサ
1986年に登場した2代目 エクサは、クーペ・オープン・シューティングブレークのキャノピーの3ボディタイプを1台に集約していることが特徴。
最大のポイントは脱着可能なキャノピーで、Cピラーから後ろのキャノピー部分を取り外すことで、シューティングブレークとオープンの切り替えをすることができる。
日本では認可されなかったがアメリカ仕様では、クーペとキャノピーの入れ換えをすることもできた。
速さよりも気持ちよさと楽しさを重視
脱着可能なキャノピーの重さは約25kgもあるため、大人2人がかりでやっと取り外すことができるほどの重さ。それでも、オープンカーとシューティングブレークの両面を持つエクサは、非常に斬新だった。
ボディタイプを自在に変えることができるという構造に注目されがちだが、日産 エクサの走りを評価する声も多い。1.6L 直列4気筒 DOHC 16バルブの気持ちの良い吹け上がりに加え、オープンエアの解放感によって、絶対的な速さよりも走りの気持ち良さや楽しさが大きな魅力だ。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,230mm×1,680mm×1,295mm
■エンジン:1.6L 直列4気筒 DOHC(120PS/14.0kgm)
■最高出力:120ps/6400rpm
■最大トルク:14.0kgm/5200rpm
■トランスミッション:5速MT/4速AT
■駆動方式:FF
■販売期間:1986年~1990年
■価格:123万2000円~178万3000円