現新5人の激戦!羽曳野市長選 候補者みなさんに聞きました。

7月5日に告示された羽曳野市長選には、無所属で現職の北川嗣雄(きたがわ・つぐお)氏(77)、無所属で新人の松村尚子(まつむら・なおこ)氏(50)、共産党が推薦する無所属で新人の嶋田丘(しまだ・たかし)氏(72)、大阪維新の会で新人の山入端創(やまのは・はじめ)氏(39)、無所属で新人の田仲基一(たなか・もとかず)氏(55)の5名が立候補しました。投開票は7月12日に行われます。

今回は北川市政の是非、多選の是非、子育て支援策、産業振興策、世界文化遺産の「百舌鳥・古市古墳群」を生かしたまちづくりなどが争点と考えられます。

子育て世代だった自身の思いと労働組合の活動が地方政治家への志に

北川氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!

【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?

「私が30歳代の頃、子育てをする環境はとても厳しいものでした。安心して子育てをするためには、子育て世代の声を集め、社会に発信することが大切であると実感しました。また、私はサントリー株式会社に在籍中、労働組合の活動をしており、日頃から組合員の生の声を受け止め、職場環境の改善などに取り組んできました。

これらのことから、周囲の人たちの思いを実現し、住みやすいまちにしたいと考え、地方での政治家を志しました。」

【質問2】尊敬する人は誰ですか?

「島崎藤村です。」

【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?

「『誰ひとり取り残さない』それぞれの世代にあった羽曳野での暮らしを実現したいです。公約はすべて実現します。具体的には、高齢者に対するお出かけ支援バスの運行やお買い物支援サービス。新婚世帯への支援、新生児出産応援金、18歳までの医療費無償化。

小学校給食費の無償化、中学校の全員給食。若者会議等の創設など若者が活躍できる環境構築。世界遺産と日本遺産の積極的な保全と活用による歴史と人が共存するまちづくりです。」

子育てでの経験と、「女性目線を取り入れるべきだ」との思いで立候補へ

松村氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!

【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?

「二人の子どもが幼い頃、公共施設の建設が相次ぎました。
しかし、建物は新しく立派であっても授乳室が設けられない等、女性や子どもにとっては決して優しい施設とは言いがたい状況でした。他にも同様に、女性の目線がもっと取り入れられるべきことがたくさんあるとの思いから立候補を決意しました。」

【質問2】尊敬する人は誰ですか?

「フローレンス・ナイチンゲールです。」

【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?

「実現させたいことはたくさんありますが、その多くを実現させるにはまず、羽曳野市の魅力を内外に広く認知してもらうことが必要と考えています。それが特産物の販路開拓につながり、それが起爆剤となってまちが活力を取り戻し、やがて生産労働者人口の増加、税収の伸びとなり、自己財源の確保につながり、住民サービスにも好影響を与えることになります。
そのためには法被を着てトップセールスをする気構えで事に当たりたいです。」

政治の立場から「学力をつけ、人間性を磨く教育」を支援したくて

嶋田氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!

【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?

「教員として、未来社会を担う子ども一人一人が、基礎学力を身につけて、理性あふれる人間に育ってほしいとの思いで仕事をしていました。しかし、常に教育は、政治や社会の変化によって、教育本来の目的が後景に追いやられてしまう事があります。やはり政治の場で、『学力をつけ、人間性を磨く教育』をしっかり支援していこうとの思いで、政治家としての道に足を踏み出しました。」

【質問2】尊敬する人は誰ですか?

「野口英世、クラーク博士です。」

【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?

「価値観の違いを超え、多様性を認め、お互いをリスペクトする市政を基本に据えた市政運営をめざします。その上で、少人数学級の実現や学校給食の無償化、また、教育環境の整備など、教育条件の改善を図っていきます、また、医療体制の強化で命や健康を守る施策を展開していきます。また、高齢化が進行するもとでも、高齢者がいきいきと社会参加できるよう、お出かけ支援をしていきます。」

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父が働けなくなった状況で「縦割り行政の役所の不便さ」を痛感して

山入端氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!

【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?

「高校3年生の時に父が脳内出血で倒れ、半身不随の後遺症が残りました。一家の大黒柱の父が働けなくなり、子ども3人の世話をしながら働き、父の病院に通い、市役所に手続きに行く日々が続き、縦割り行政の役所の不便さを痛感しました。今後、同じ思いをすることがないよう、政治家になり、システムを変えたいと切に思ったのがきっかけです。」

【質問2】尊敬する人は誰ですか?

「上杉鷹山です。」

【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?

「市長退職金の廃止です。また、総事業費5%の消減により財源を確保し教育予算、医療福祉予算の拡充を目指します。子ども医療費助成を18才まで拡充し子育て世帯の負担の軽減をおこないます。

交通インフラ整備については駅前整備や道路舗装を強化し安心安全な街づくりを目指します。また街の魅力については地場産業の付加価値向上や企業誘致をすすめ定住化を促進します。

歴史豊かな我が街の文化・芸術・芸術分野にも力を入れ、支援し、夢いっぱいの羽曳野市の実現を目指します。」

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生まれ育ち、経営者として働く羽曳野で市の現状に危機感を持った

田仲氏には、選挙ドットコム編集部の取材に回答をいただきました!

【質問1】政治家を志したきっかけはなんですか?

「羽曳野で生まれ、羽曳野で育ち、羽曳野で経営者として仕事をするなかで人口減少・地価下落など停滞する市の現状に危機感を持ちました。羽曳野市の108の市民の願いを着実に実行し、希望の街にしたい、その一心です。」

【質問2】尊敬する人は誰ですか?

「座右の銘とする『至誠通天』を記した吉田松陰先生、渋沢栄一、スティーブ・ジョブズです。」

【質問3】当選したらこれだけは実現したいことはなんですか?

「まずは自らの市長給与50%削減。大阪府下市町村で1番安い給料で1番働く市長になります。主要政策は『小中学校の永続給食無償化』と『救急医療体制の充実』で安心のまちづくりを実行します。」

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