プレミアリーグ第35節が12日に行われ、トッテナム・ホットスパーとアーセナルの“ノースロンドン・ダービー”が実現した。
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普段なら地響き鳴る程の大歓声に包まれるが、コロナウイルスにより無観客開催となったダービー。キックオフからハイテンションとなった両チームの一戦は、アーセナルが先に仕掛ける。16分に相手DFからボールを奪ったアレクサンドル・ラカゼットが、ペナルティエリア手前の左から右足を一閃。弾丸のように放たれたシュートはゴール左隅に突き刺さり、早速スコアが動き出す。
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新スタジアムで初のダービーを迎えたトッテナムは、失点から3分後セアド・コラシナツのパスミスにソン・フンミンが反応。チップキックで冷静に流し込み、瞬く間に同点に追い付く。
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後半に入るとさらに激しさを増すダービーは、ピエール=エメリク・オーバメヤンのシュートがクロスバーに直撃するなどアーセナルが追加点を狙いに行く。それでも、ユーゴ・ロリスを中心に防いでいたトッテナムは81分、左サイドからのCKを獲得すると、ソン・フンミンが右足でクロスを供給。トビー・アルデルワイレルドが頭で合わせ、トッテナムが逆転に成功する。終盤の一撃が決定打となり、白熱のダービーは2-1でトッテナムが制した。