「セフィアクリンチには様々なタイプのエギがあるから、状況に応じて色々な手が打てるんですわ(笑)」シマノのインストラクターでありながら元プロボクサーの肩書を持つ湯川さんが、この7月ついに販売開始となった『セフィアクリンチ フラッシュブースト』を徹底解説! 新たに搭載された機構を活かし切るコツをご教授いただこう。
そもそも“フラッシュブースト”とは?
セフィアクリンチ フラッシュブースト
湯川「僕は昔、カクカクしたボディでフラッシングを強調した某社のエギを好きで良く使ってました。フラッシングの威力は以前から感じていて、これを見たときは、ヤバいんちゃう!? と(笑)」
フラッシングでイカの活性を上げるエギの革命児
【スペック】
●サイズ:2.5号、3.0号 ●重量:10g、15g ●沈降速度:約4秒/m、約3秒/m ●カラー:14色 ●価格:1,130円(税抜き) ●発売中!
湯川「実際に使ってみるともう、予想どおり(笑)。一番驚いたのは、この潮では食わんやろなという状況で、イカの活性を上げて寄せて喰わせる。テスト中も普通のエギでは反応がないのにフラッシュブーストを入れると、イカがビューンッと走ってきて抱く、ということが何度もありましたからね」
抱かせの“間”でも誘い続けることが可能!
湯川「フォールやボトムステイでエギ本体は動きを止めても、内部でプレートがゆらゆら揺れて光る。これは今までのエギにはないアピール。抱かせの間でも誘い続ける。眼の良いアオリイカにとっては、惹かれるものがあるんでしょうね」
湯川「シャクったときのフラッシングがさらに強烈で、遠くのイカにも気づかせやすい。イカの活性を上げる効果も感じています」
基本ボディ&アクションは『カエル飛びアッパー』
湯川「水を切り裂くエッジヘッドに低重心のウィービングシンカーと、ボディやシンカーの形状はカエル跳びアッパーと共通。運動性能が抜群で切れの良い連続ダートとフォールは同じ感覚で使えます。そこにフラッシュブーストによるフラッシングのアピールをプラスしています」
『カエル飛びアッパー』の詳細な使用法はこちら
日中&潮の変化がなく釣りがダレる時間帯こそ出番!
湯川「フラッシュブーストの反射を活かすなら、間違いなく日中。澄み潮がベストですが、反射が強いので多少の濁り潮でも効く。夜でも港内など灯りがあれば有効活用が可能です」
湯川「イカが喰いやすいのは、潮の変わり目など一日の中でもほんのわずか。イカの活性を上げる効果があるので、潮の変化がなく今は釣れないなぁ、とダレる時間帯こそ使ってほしいですね」