平和の尊さかみしめ 長与・高田小 長崎原爆校内写真展

堀田さん(右)の説明を受けながら、被爆直後の写真に見入る児童=高田小

 西彼長与町立高田小(宮本昭雄校長、313人)で長崎原爆校内写真展が始まり、児童が被爆後の写真に見入り、平和の尊さをかみしめている。17日まで。
 長崎平和推進協会写真資料調査部会が、被爆の実相を身近に感じてほしいと約10年前から町内や長崎市内の学校で写真展を開催。爆風で爆心地側の柱が倒れた山王神社二の鳥居などの「長崎原爆遺跡」や、被爆当時、救護所となった分校時代の同校校舎など約60枚を展示した。
 15日は同部会の堀田武弘さん(78)=同町在住=が訪れ、「今この辺りはサッカー場になっている」「投下した飛行機から写した写真」などと子どもたちに説明。見学した5年生女子(11)は「子どももやけどを負っていて怖いと感じた。平和は大切だと思う」と話した。

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