レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは6番手【タイム結果】F1第3戦ハンガリーGPフリー走行3回目

 2020年F1第3戦ハンガリーGPのフリー走行3回目(FP3)が行われ、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを記録した。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6番手、アレクサンダー・アルボンは12番手だった。

 セッション開始時のハンガロリンク上空は分厚い雲に覆われ、気温17度、路面温度23度というコンディションだ。FP3の直前に行われたFIA-F3のレース1では、ホームストレート終盤から1コーナー、2コーナーにかけての区間において路面上にオイルが撒かれたため、コース上だけでなくピットレーンの一部もオイル処理が施されている。

 国際映像のカメラには少し水滴が写っているが、数台のマシンがソフトタイヤでコースへ出て行った。開始から16分を過ぎたとことろで、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがソフトタイヤを、マックス・フェルスタッペンがミディアムタイヤを履いてコースイン。フェラーリとメルセデスもソフトタイヤを履いてコースへ出た。

 まずはアルボンが1分18秒103を記録してトップに立つも、シャルル・ルクレール(フェラーリ)やセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)それを上回る。メルセデスのマシンからは少し白煙が上がっていたが、ルイス・ハミルトンが1分16秒472で全体トップに浮上した。

 フェルスタッペンは好ペースで2度目のタイム計測を行うなかスピンを喫してしまった。一方アルボンは左のフロント部分からバイブレーションを感じたようで、無線でマシンの挙動を不安視する報告を行っている。

 メルセデス勢も走行を続け、セッションの折り返しを迎える頃にはボッタスが1分16秒278というトップタイムを計測。セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が1分16秒340でボッタスに続いた。

 その後ハミルトンが1分15秒984と、この週末初めて1分15秒台に突入した。残り時間20分を切ると新品のソフトタイヤを投入したルクレールが1分15秒781を、ボッタスが1分15秒437をマーク。フェルスタッペンもソフトタイヤを投入するが、この時点では1分16秒084で4番手だった。フェルスタッペンはその後「アンダーステアがひどい」と無線で訴えている。

 終盤は各車アタックを行い、最終的にはボッタス、ハミルトンのメルセデス勢がワンツーで、ペレスが3番手というトップ3でセッションは終了。フェルスタッペンは残り時間を4分ほど残してピットに戻って走行を終え、順位は6番手。アルボンは12番手だった。

■2020年F1第3戦ハンガリーGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps

1 77 V.ボッタス メルセデス 1’15.437 18

2 44 L.ハミルトン メルセデス 1’15.479 20

3 11 S.ペレス レーシングポイント 1’15.598 16

4 16 C.ルクレール フェラーリ 1’15.781 19

5 18 L.ストロール レーシングポイント 1’16.033 15

6 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’16.084 18

7 4 L.ノリス マクラーレン 1’16.193 18

8 5 S.ベッテル フェラーリ 1’16.351 18

9 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’16.453 20

10 3 D.リカルド ルノー 1’16.508 14

11 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’15.545 21

12 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 1’16.582 19

13 31 E.オコン ルノー 1’16.706 20

14 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’16.847 23

15 8 R.グロージャン ハース 1’16.866 15

16 20 K.マグヌッセン ハース 1’17.086 14

17 26 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ 1’17.292 15

18 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’17.496 20

19 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’17.527 25

20 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’17.650 17

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