蒸し暑さ続く 沖縄・奄美に高温に関する早期天候情報

 20日は東海や西日本で、35℃以上の猛暑日となっている所がある。この方面は21日(火)にかけても暑さが厳しいが、その後は雲が多くなる予想で、気温は平年並みか平年より低い見通し。

 一方、沖縄は先島諸島を中心に6月なかば頃から気温が高く、八重山郡波照間では7月16日ときょう20日の最高気温が、7月1位となる35.0℃を観測している。沖縄は向こう2週間は暖かい空気に覆われやすく、気温の高い状態が続く見通し。特に、26日(日)ごろからの5日間ほどは、かなりの高温が予想される。八重山地方では昼間の暑さだけでなく、日最低気温がかろうじて30℃を下回るような状態の地域があるが、この先も一日の大半が30℃以上という蒸し暑さが続くことも考えられる。

 また、20日に最も遅い梅雨明けの発表となった奄美は、向こう1週間程度は気温が平年並みか低めに推移する予想だが、その後は高くなり、28日(火)頃からの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物や熱中症等の健康管理に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

20日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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