佐世保市中学体育大会は25~29日、各地で14競技が行われ、バレーボールの女子は聖和女学院が連覇記録を「14」に伸ばした。男子は相浦が制した。
サッカーは佐々が2年連続優勝。バスケットボールの男子は日野が7連覇、女子は福石が3連覇を果たした。バドミントン団体の男子は浅子が優勝、女子は鹿町がV2。卓球団体の男子は崎辺、女子は柚木が制した。ソフトテニス団体は佐々が男女V。柔道男子団体は相浦がV2を飾った。剣道団体の男子は佐世保北、女子は佐々、空手組手団体の男子は清水、女子は相浦が頂点に立った。
陸上男子の中川穂泉(吉井)は3年100メートルを10秒94、共通200メートルを22秒90といずれも大会新でトップゴール。共通400メートルリレーと合わせて3冠に輝いた。
軟式野球は雨で中止が相次ぎ、8強が出そろったところで打ち切りとなった。
力出し切り「心残りない」
バレーボール女子は聖和女学院が決勝で相浦に2-1で競り勝ち、14連覇を達成。前田監督は「3年生を中心に、今までやってきたことを出してくれた」と選手たちをたたえた。
第1セットは相手の勢いに押されて25-27で奪われたが、その後は前田監督の「自分たちを信じて、がむしゃらにやろう」という言葉を胸に好プレーを連発。エース松岡、今木らが次々とスパイクを決めて、第2セットを25-16で奪い返すと、第3セットは25-20で振り切った。
2月の県新人大会は準々決勝で敗退。リベンジを誓った県中総体はコロナ禍で中止となったが、みんなで「支えてくれる周りの人たちのためにも佐世保で優勝しよう」と気持ちを切らさずに練習に励んできた。主将の松岡は「最後まで楽しくバレーができて、心残りはない」と晴れやかに笑った。