佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)で、イルカが大量の水しぶきを観客の方に飛ばす夏限定プログラム「スプラッシュドルフィン」が始まった。31日まで。
ベテランのニーハとナミの2頭に加え、2018年9月に同館で生まれた、子どものハンドウイルカ「アイル」が今年デビュー。泳ぎながら小さい尾びれを使って水しぶきを飛ばす「サイドスプラッシュ」などを元気に披露している。
ニーハとナミも、体の後ろから豪快に着水する「バックスプラッシュ」などで大量の水を観客スタンドに振り掛けた。水しぶきが上がる度に観客は歓声や悲鳴を上げ、涼やかな演技を楽しんだ。
子どもと二人で参加した北松佐々町の主婦、ブラード和美さん(36)は「ここまでぬれると思っていなかったので、びっくりした。イルカの演技が上手で迫力があった」と笑顔。同館イルカ課の森亮也さん(24)は「イルカたちの水しぶきを浴びて、夏を体感してほしい」と話した。
プログラムは午前10時20分、午後1時20分、3時20分の1日3回。