戦力の確保を目指すマーリンズ フォーサイスら3選手と合意

チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、プレー再開に向けて代替選手の確保が急務となっているマーリンズは、パット・ベンディッティ投手、ローガン・フォーサイス内野手、ウィルキン・カスティーヨ捕手と契約合意に達するなど、戦力の確保を進めている。すでに他チームからウエーバーで獲得した3投手と合わせ、今週マーリンズが獲得した選手は6人となった。

マーリンズは選手18人、コーチ2人が新型コロナウイルスに陽性反応を示すという非常事態のなか、メジャー経験のある選手、もしくはメジャー昇格が目前に迫っている選手に絞って戦力の確保を進めている。今週に入ってすでにジョシュ・D・スミス(レッズから)、ジャスティン・シェーファー(レッズから)、マイク・モリン(ブリュワーズから)の3投手をウエーバーで獲得。さらにメジャー経験のある3人のベテラン選手と契約合意に達したことが明らかになっている。

「両投げ投手」として有名なベンディッティは現在35歳。昨年はジャイアンツで2試合に登板して防御率16.20に終わったが、AAA級では25試合(うち1先発)に登板して防御率2.85とまずまずの成績を残していた。

レイズで正二塁手として活躍した実績のあるフォーサイスは現在33歳。ここ数年は攻守両面で衰えが顕著になっており、昨年はレンジャーズで101試合に出場して打率.227、7本塁打、39打点、OPS.678に終わった。

ドミニカ共和国出身のカスティーヨは現在36歳。昨年は2009年以来10年ぶりのメジャー復帰を果たし、マーリンズで2試合に出場した。マイナーでは通算1088試合に出場した実績があり、昨年はAAA級で58試合に出場して打率.250、6本塁打、24打点、OPS.718をマークしている。

来週以降のプレー再開に向けて、マーリンズは今後もメジャー経験者を中心に代替選手の確保を進めていくことになりそうだ。

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