長野県内で新たに3人『新型コロナ』感染 介護施設の利用者 家庭内も… 累計125人 7月以降48人

長野県内で新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。

介護施設の利用者の感染確認

感染が確認されたのは、南箕輪村の60代の自営業男性、中野市の80代の自営業男性、山ノ内町の20代男性会社員です。

南箕輪村の60代男性は、先月26日に感染が確認された同居の息子の濃厚接触者として、27日に検査、このときは「陰性」でした。その後、2日に喉の痛み、咳があらわれ、3日に伊那保健所に相談、4日に検査の結果「陽性」が判明しました。現在、入院していますが、症状は軽いということです。

このほか、これまでに男性の同居家族2人の感染も確認されています。濃厚接触者はいないということです。

中野市の80代男性は、2日に感染が判明した中野市の60代男性介護職員が勤務する施設の利用者です。3日に接触者として検査、4日に「陽性」が判明し、5日に入院しました。

濃厚接触者は家族2人で、そのほか現在、調査中としています。

県によりますと、これまでに施設内の利用者・職員あわせて65人を検査、「陽性」が判明したのは、この80代男性のみだということです。

山ノ内町の20代男性は、27日に咳・鼻汁、29日に味覚障害があらわれ、30日に北信保健所に相談、感染症指定医療機関を受診しましたが、検査はしなかったということです。4日に同保健所に再び相談、同感染症指定医療機関を受診、検査の結果「陽性」が判明しました。現在、入院していますが、症状は軽いということです。

県によりますと、発症2日前の25日以降、勤務していた日もあったということで、濃厚接触者などについて調べています。現時点で確認できている濃厚接触者は家族1人です。

県内の感染者はこれで125人となりました。7月以降だけで48人確認され感染が拡大しています。

8月2日までの1週間の感染者は、全県で27人確認され、このうち北信、上田、佐久の広域圏では、人口10万人あたりで「1.2人」を超えました。県の警戒レベルの基準を超えたため、4日、この3つの広域圏についてレベルを「2(注意報)」から「3(警報)」に引き上げました。

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