2020年F1第5戦70周年記念GPの金曜フリー走行3回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは7番手、アレクサンダー・アルボンは8番手となっている。
気温23度、路面温度34度、ドライコンディションでセッションがスタート。フェラーリとハースの2台がハードタイヤでコースへ出て行ったが、1周のみ走行してピットに戻る。ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)はソフトタイヤだが、ステアリングの不具合を訴えてすぐに再びガレージへ。
その後マクラーレンのランド・ノリスがソフト、カルロス・サインツJr.がミディアムタイヤと別々のタイヤを使用。フェラーリも2台揃ってミディアムだ。まずはノリスが1分28秒923、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分28秒346というタイムを記録した。
その後はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)がソフトで1分28秒040までタイムを縮めるが、同じくソフトでバルテリ・ボッタス(メルセデス)がガスリーを0.5秒上回る1分27秒509をマーク。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは約0.2秒遅れの3番手でセッションの折り返しを迎える。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は2回目のアタックで1分27秒280とボッタスを上回る。ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)は1分27秒892と4番手まで浮上し、チームメイトのランス・ストロールも6番手につけている。その直後には、今度はミディアムでノリスがハミルトンのタイムを0.078秒上回ってトップに立った。
終盤にかけて各車アタックを行いメルセデス勢が1分26秒台に突入。結局ハミルトンが1分26秒621、ボッタスが1分26秒784というメルセデスのワンツーでセッションは終了。3番手はノリスで、4&5番手にヒュルケンベルグとストロールとレーシングポイント勢が並ぶ。6番手がルクレールで、フェルスタッペンは1分27秒455で7番手、アルボンは1分27秒474と8番手だった。
■2020年F1第5戦70周年記念GPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’26.621 15
2 77 V.ボッタス メルセデス 1’26.784 16
3 4 L.ノリス マクラーレン 1’27.202 20
4 27 N.ヒュルケンベルグ レーシングポイント 1’27.256 16
5 18 L.ストロール レーシングポイント 1’27.263 15
6 16 C.ルクレール フェラーリ 1’27.328 18
7 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’27.455 12
8 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 1’27.474 15
9 31 E.オコン ルノー 1’27.496 15
10 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’27.627 22
11 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’27.659 15
12 26 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ 1’27.754 18
13 5 S.ベッテル フェラーリ 1’27.811 20
14 3 D.リカルド ルノー 1’27.815 12
15 8 R.グロージャン ハース 1’28.076 15
16 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’28.125 14
17 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’28.349 17
18 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’28.468 13
19 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’28.538 12
20 20 K.マグヌッセン ハース 1’28.763 16