9日午前3時、沖縄の南で台風5号が発生した。 台風の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、1時間に約30キロの速さで北に進んでいる。 台風は今後発達しながら北へ進み、9日は先島諸島や沖縄本島地方に接近する見込みで、沖縄地方では、大雨や落雷、強風、高波に十分注意が必要だ。
強風
沖縄本島地方では9日夕方から夜のはじめ頃にかけて南の風が非常に強く吹くおそれがある。大東島地方では9日夜のはじめ頃にかけて、宮古島地方では9日昼前から夜遅くにかけて、八重山地方では9日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて強い風が吹く見込み。
■予想される最大瞬間風速
9日 沖縄本島地方 30メートル / 大東島地方 25メートル / 宮古島地方 30メートル / 八重山地方 25メートル
10日 沖縄本島地方 25メートル
高波
沖縄地方の沿岸の海域では波が高くなっていて、沖縄本島地方、大東島地方、宮古島地方では、9日は次第にしける見込みだ。海上や海岸付近では、うねりを伴う高波に注意が必要だ。
■予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
9日 沖縄本島地方 5メートル / 大東島地方 4メートル / 宮古島地方 5メートル / 八重山地方 3メートル
10日 沖縄本島地方 5メートル / 大東島地方 4メートル / 宮古島地方 4メートル
大雨・雷・突風
沖縄本島地方では、9日は多い所で1時間に50ミリの非常に激しい雨が降る見込みだ。台風の動向によっては、9日から10日にかけて、警報級の大雨となるおそれがある。
また、10日にかけて積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風による被害の起こるおそれがある。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。