【追記】初優勝の角田裕毅、ランキング6位に浮上【順位結果】FIA-F2第5戦イギリス レース2

 8月9日(日)、2020年FIA-F2第5戦イギリスのスプリントレース(決勝レース2)がシルバーストン・サーキットで開催され、今シーズンからFIA-F2に参戦している角田裕毅(カーリン)が初優勝を飾った。2位にミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)、3位にはジャック・エイトケン(カンポス・レーシング)が入った。佐藤万璃音(トライデント)は17位、松下信治(MPモータースポーツ)は18位だった。

 フィニッシュした角田にカーリンから「素晴らしい、完璧な仕事だった」と無線で勝利を称えられ、「ありがとう! 最高の仕事をしてくれた、最後はラッキーだったね」と角田は答えた。

 レース後のインタビューで角田は「プレマは本当に速かったです。グラデーションがあったので、タイヤをセーブして走りました。終盤はプレマの2台が接触したことでスムーズに追い抜けました。カーリンチームの働きに心から感謝したいです」とコメントしている。

 なお19周目にロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)と接触したシューマッハーは審議の対象となっている。

君が代を聞き入る角田裕毅(カーリン)

 ポイントランキングは首位アイロットがで107ポイント、2番手には87ポイントでルノー育成のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、3番手には85ポイントでシュワルツマン、4番手には71ポイントのマゼピンがつけている。そしてF1参戦に必要なスーパーライセンス獲得のためにランキング4位以内を目指す角田は62ポイントの6番手につけた。

【追記】
 シューマッハーの接触はレーシングインシデントとの裁定が下り、ペナルティなしとなった。また角田はランキング6番手に浮上し、4番手との差を9ポイントとした。

 第6戦スペインは、次週8月14〜16日に開催される。

■FIA-F2第5戦イギリス スプリントレース(レース2) 暫定リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap

1 7 角田裕毅 カーリン 21Laps

2 20 M.シューマッハー プレマ・レーシング 3.172

3 9 J.エイトケン カンポス・レーシング 17.920

4 11 L.デレトラズ チャロウズ・レーシング・システム 20.293

5 3 周冠宇 ユニ・ヴィルトゥオーシ 21.058

6 4 C.アイロット ユニ・ヴィルトゥオーシ 22.159

7 2 D.ティクトゥム ダムス 22.954

8 24 N.マゼピン ハイテックGP 25.200

9 8 J.ダルバラ カーリン 28.613

10 25 L.ギオット ハイテックGP 29.001

11 16 A.マルケロフ BWT HWAレースラボ 33.672

12 15 F.ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ 34.766

13 21 R.シュワルツマン プレマ・レーシング 36.386

14 5 M.アームストロング ARTグランプリ 37.976

15 22 R.ニッサニー トライデント 40.162

16 12 P.ピケ チャロウズ・レーシング・システム 43.795

17 23 佐藤万璃音 トライデント 47.251

18 14 松下信治 MPモータースポーツ 60.248

19 10 G.サマイア カンポス・レーシング 1’01.702

20 17 G.アレジ BWT HWAレースラボ 1’31.575

21 6 C.ルンガー ARTグランプリ 1Lap

— 1 S.ゲラエル ダムス DNS

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