台風5号 九州北部は暴風や高波に警戒 北海道は11日(火)にかけて大雨

10日(月)午後3時の雨と風の予想

 台風5号は、長崎県五島市の南西海上を北上している。九州北部では10日夜のはじめごろにかけて、暴風や高波に警戒が必要だ。

10日(月)午前9時現在の台風5号の位置と進路予想図

 台風5号は、10日午前9時には、五島市の南西約130キロにあり、1時間におよそ50キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は35メートル。台風は10日夕方にかけて、対馬海峡から朝鮮半島付近を北に進み、次第に進路を東寄りに変えて、10日夜には日本海へ達する見込み。台風はその後北東へ進み、11日(火)朝までに日本海で温帯低気圧に変わり、11日夜にかけて北海道付近を通過する予想だ。

<暴風・高波>

暴風と高波に関する気象情報

 台風の接近により、九州北部では非常に強い風が吹いて、大しけとなっている所がある。九州北部では10日夜のはじめごろにかけて、非常に強い風が吹いて海上は大しけとなる所がある見込み。北海道の海上でも11日は非常に強い風が吹きそうだ。

 九州北部では暴風、高波に警戒が必要で、北海道は強風に注意が必要となる。

<大雨・雷・突風>

予想される24時間雨量

 台風の北上に伴い、西日本では11日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込み。九州北部では10日夜のはじめごろにかけて、四国では11日明け方にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

11日(火)午後4時の雨と風の予想

 また、北海道では、11日は台風から変わる温帯低気圧の接近・通過により、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある予想だ。

 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

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