【新型コロナ】神奈川県内123人感染、最多に次ぐ 川崎市では80代男性死亡

マスク(イメージ)

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、神奈川県内で13日、新たに未就学~100歳代の男女123人の感染が明らかになった。1日当たりの感染者数は過去最多の128人(8日)に次ぐ高水準。川崎市では入院中の80代男性が死亡した。123人のうち58人が感染経路不明という。

 横浜市では、市内介護施設の利用者と職員の計11人が陽性と判明し、新たなクラスター(感染者集団)が発生。すでにデイサービス利用者を含む4人が感染しており、市が検査していた。市内保育園に通う男児も感染し、同園の感染者は3人になった。100歳代の無職男性は軽症という。

 川崎市では、市内最多の31人の感染が明らかになった。亡くなった男性の死因は消化器系疾患だが、市は感染が死亡に影響を与えたとしている。市立富士見中学校の女子生徒や市内介護施設の50代女性看護師、県内に住む10代男性自衛官の感染も確認された。

 厚木市では、市立小学校に通う10歳未満の児童9人が感染。同校の感染者は計14人となり、県はクラスターが起きた可能性が高いとしている。

 藤沢市では、市の外郭団体が運営する放課後児童クラブで男児2人と指導員2人の感染が判明。別の男児1人の陽性を受け市保健所が児童ら計51人を検査していた。平塚市に住む県警高速隊の40代男性警部補も感染し、同隊の陽性者は5人となった。

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