ホンダ田辺TD「高温のなか問題なく機能。引き続き最適化を進める」3台のPU交換も発表【F1第6戦金曜】

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 2020年F1スペインGPの金曜、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=3番手、アレクサンダー・アルボンはフリー走行1=8番手/2=13番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはフリー走行1=17番手/2=15番手、ピエール・ガスリーはフリー走行1=14番手/2=10番手という結果だった。

 ドライコンディションで路面気温が50度近くまで上がったこの日、各チームはタイヤパフォーマンスを理解するための作業を重点的に行った。土日も同様の天候が予想されており、「今日の3時間の走行で得たデータを元に、このような気温・路温でどうPU(パワーユニット/エンジン)の力を最大限に発揮できるかを解析し、土日に臨みたい」とホンダは述べている。

 ホンダ搭載車それぞれのベストタイムは、フェルスタッペンはFP1で1分17秒724、FP2で1分17秒704、アルボンはFP1で1分18秒606、FP2で1分18秒491、クビアトはFP1で1分19秒145、FP2で1分18秒642、ガスリーはFP1で1分18秒888、FP2で1分18秒312だった。

 今回、クビアト車とガスリー車に新しいパワーユニットエレメントが投入された。前戦70周年記念GPでホンダはレッドブルのパワーユニットの戦略的交換を行ったが、今回のアルファタウリ車の交換目的も同様であり、「前ラウンドのレッドブル・レーシングの2基目投入と同様、戦略的な目的で、今後は1基目のPUと併用していきます」とホンダは説明している。

 クビアトに関してはICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エナジーストア、コントロールエレクトロニクスのシーズン2基目が投入された。すでに5つのコンポーネントに関して2基目が使用されていたガスリーについては、今回、残りのエナジーストアの2基目が入れられた。
 なお、金曜朝の段階で、FIAはアルボン車にターボチャージャーとMGU-Hの3基目が投入されたことを発表した。3台すべて、規則に定められた制限内の交換であり、ペナルティは受けない。

2020年F1第6戦スペインGP ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 スペインGP初日、8月のバルセロナ・カタルニア・サーキットでの走行は2月のプレシーズンテストの際とは気温や路面温度などのコンディションが大きく異なる状況での走行となりました。

 両チームとも特にロングランペースは悪くないと感じており、PUとしても大きな問題のない一日になりました。

 今週末は3日間を通して本日と同じようなコンディションが予想されていますので、本日のショートラン、ロングランのデータを解析し明日の予選、日曜日のレースに向けて最適化を進めます。