長崎-佐世保間を西彼杵半島経由で結ぶ地域高規格道路の早期完成を目指す「西彼杵道路・長崎南北幹線道路建設促進期成会」(会長・田上富久長崎市長)は18日、県庁を訪れ、県と県議会に両道路の整備促進を要望した。
西彼杵道路は西九州道佐世保大塔インターチェンジ(IC)-西彼時津町野田郷の約50キロで供用率は28%。時津工区の3.4キロが整備中だが、大串IC(西海市)-同町日並郷の約23キロなどは未着手。長崎南北幹線道路は長崎自動車道長崎IC-同町野田郷の約16キロで供用率は50%。同町野田郷-長崎市茂里町などが未着手となっている。
期成会は長崎、佐世保、西海3市と西彼時津、長与2町の首長らで構成。田上会長は「沿線自治体の経済発展、地域間交流のためにも一体的に整備してほしい」と求めた。
奥田秀樹土木部長は、西彼杵道路について「本年度中に未整備区間のルートや着工順序について方針をまとめたい」、長崎南北幹線道路については「具体的なルートを示す都市計画の策定を急ぐ」と説明した。
西彼杵道路など建設促進求める 期成会が県と県議会に
- Published
- 2020/08/19 13:33 (JST)
- Updated
- 2021/08/29 15:52 (JST)
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