少年の主張長崎県大会 最優秀に本多さん 瑞穂中3年

最優秀賞に輝いた雲仙市立瑞穂中3年の本多さん=長崎ブリックホール

 中学生が日ごろの思いや考えを発表する第42回少年の主張長崎県大会が19日、長崎市茂里町の長崎ブリックホールであり、「グルーバルな学校を目指して」と題して発表した雲仙市立瑞穂中3年、本多満世留(みっせる)さん(14)が最優秀賞に輝いた。
 県内97校から6924編の応募があり、原稿審査で選ばれた12人が平和や社会への提言などについて発表。今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、それぞれの中学校とインターネットでつなぐリモート開催となった。
 本多さんは海外と日本の学校の違いに触れ、「学校では制服も私服も含めて自分で選べるようにしてほしい」と訴え、「日々、小さな判断を自分の責任で行うことを大切にしたい」と力を込めた。
 また、身の回りにある当たり前のことが、本当に良いことなのか一緒に考えてほしいと呼び掛け、「いろんな人と意見を交わしながら、よりグローバルな学校をつくっていきたい」と語った。
 本多さんは全国大会出場者を選考する九州ブロック審査に推薦される。

 優秀賞は次の通り。
(敬称略)
 ▽長崎新聞社賞=石田優真(川棚町立川棚中3年)▽NHK賞=安樂智輝(対馬市立佐須奈中2年)▽県校長会賞=川崎光貴(佐世保市立相浦中3年)▽県PTA連合会賞=入江優和(大村市立郡中3年)▽ココロねっこ賞=畑中陽和(五島市立翁頭中2年)

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