【新型コロナ】21日の神奈川県内、82人感染 クラスター関連相次ぐ

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、神奈川県内で21日、新たに10歳未満~90代の男女82人の感染が確認された。うち43人が感染経路不明で、クラスター(感染者集団)関連の新規感染者が相次いだ。三浦市では、入院していた80代女性の死亡が判明した。

 横浜市では、クラスターが起きた日本体育大レスリング部の20代男子学生4人の感染が判明。同部関連の感染者は計25人となった。

 海老名市の県立高校では、ダンス部に所属する女子生徒3人が感染。同部では女子生徒2人の陽性も判明しており、県は「クラスターが発生した可能性がある」としている。

 厚木市の湘南厚木病院では、50代女性入院患者の感染が判明し、同病院は計28人のクラスターとなった。横須賀市でも、湘南病院に勤務する50代女性看護師の感染が報告された。

 在日米海軍横須賀基地司令部は21日、同基地で新たに関係者12人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同基地の21日現在の感染者数は44人。

 また、横浜市消防局は、保土ケ谷消防署の50代男性消防隊員の感染を発表。京浜急行電鉄も、京急線鶴見駅で改札窓口などの業務を担当する50代男性の感染を発表した。

 横浜ランドマークタワー郵便局(同市西区)と横浜北寺尾郵便局(同市鶴見区)の窓口担当者2人の感染も明らかになった。日本郵政によると、両郵便局は20日から窓口業務を休止しており、24日に再開するという。

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