Wソックス・アブレイユが4打席連続アーチ ダルビッシュから先制弾

ホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)は日本時間8月24日のカブス戦、2回表の第1打席でダルビッシュ有から11号先制ソロを放ち、メジャー史上43度目となる4打席連続本塁打を達成した。アブレイユは前日の試合で6回表の第3打席、8回表の第4打席、9回表の第5打席に本塁打を放ち、自身初の1試合3本塁打を記録していた。

難敵・ダルビッシュから先制弾を放ち、4打席連続アーチの快挙を成し遂げたアブレイユだが、「その日の仕事をした結果に過ぎない」と浮かれた様子は見せなかった。むしろ、チームが1対2で惜敗したこともあり、「自分の働きは決して満足していない。常に『もっとできる』と考えている。そのために一生懸命努力しているんだ」と悔しそうに語った。

アブレイユではカブス3連戦で2本、3本、1本と合計6本塁打を放ち、本塁打(11)と打点(28)の両部門でリーグトップに躍り出た。同一カードで6本塁打を放つのは球団新記録。また、カブスとの同一カードで6本塁打を放つのはマット・カーペンター(カージナルス)と並ぶタイ記録だが、アブレイユが3試合で6本塁打を放ったのに対し、カーペンターは5試合で記録したものだった。

本塁打を連発しているアブレイユだが、「自分のアプローチやプランを変えたわけではない。いつもと同じように打席に入っている。結果を出すためにはそれが一番だとわかっているからね」と平常心を強調。「これらの本塁打が僕の心に影響を与えることはないよ」と頼もしいコメントを残している。

ティム・アンダーソン(27歳)、ヨアン・モンカダ(25歳)、エロイ・ヒメネス(23歳)、ルイス・ロバート(22歳)など20代の若手選手の活躍が目立っている今季のホワイトソックスだが、打線の軸として、彼らのメンターとして、アブレイユが果たしている役割は非常に大きい。ホワイトソックスの快進撃を支えているのがアブレイユであることは間違いないだろう。

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