長崎市 宿泊クーポン発行 補正予算など43議案発表

 長崎市は25日、9月1日開会の定例市議会に提出する総額54億3600万円の本年度一般会計補正予算案など43議案を発表した。新型コロナウイルス関連の緊急経済対策として、県民を対象に市内の宿泊施設などで使えるプレミアム付きクーポン券の発行費2億3300万円を盛り込んだ。
 クーポン券発行は6月に続く第2弾。3千円分の宿泊券と500円分の土産・体験券を計1500円で6万セット販売する。10月1日に発売し、来年1月末まで使える。市公式観光サイト「あっ!とながさき」で予約し、コンビニで受け取る。1人10セットまで購入できる。対象施設は今後募集する。
 コロナ関連はほかに、患者の受け入れ制限などで収支が悪化する長崎みなとメディカルセンター向けの貸付金10億円、「新しい生活様式」に対応するイベント開催補助金2千万円などを計上した。7月の豪雨に伴う宅地などの災害復旧費8億9千万円も盛り込んだ。補正後の一般会計予算は2813億8500万円。
 市議会議会運営委員会は25日、定例会を1日から11日までの11日間と申し合わせた。3、4、7、9日に委員会、10、11日に一般質問を開く。

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