全国向け宿泊支援始まる 長崎県助成制度 問い合わせ殺到

 県境をまたぐ移動が全面的に解除された19日、長崎県では全国からの誘客を図る宿泊支援事業「ながさき癒し旅」がスタート。初日から事務局には、九州を中心に問い合わせが相次いだ。
 同事業は1人1泊当たり5千円を割り引く。合計で10万泊分を予定。事務局によると、専用回線には19日の午前中から電話が殺到。県観光振興課にも問い合わせが相次ぎ、計約350件に上った。「使える宿泊施設はどこか」「どうやって購入するのか」など、九州各県からの問い合わせが多かったという。
 事務局は「観光ポータルサイト『ながさき旅ネット』からそれぞれの購入画面に行けるので、活用してほしい」と促す。同課は「1日から実施していた県民向けの事業が予想を超える反響だった。勢いを維持して多くの人に利用してもらい、各施設の支援につなげたい」としている。

 


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