島原半島3市民向け 宿泊補助 雲仙市、9月から 1人1泊5000円 11月3日まで

 長崎県雲仙市は新型コロナウイルス感染拡大で落ち込む市内温泉街などの宿泊施設支援のため、9月1日から島原半島(雲仙、島原、南島原市)の市民を対象に雲仙市内での宿泊料金を、1人1泊当たり5千円補助する。期間は11月3日まで。利用回数に制限はない。
 利用者は施設で料金から5千円を引いた金額を支払い、施設は市から補填を受ける。対象の施設は市ホームページに掲載する。第2期として来年1月中旬~2月下旬にも宿泊費補助を実施する予定だが、利用者の対象地域はコロナの流行状況をみて判断する。
 市観光物産課は「島原半島を『地元』ととらえ、雲仙市に泊まって半島を周遊する機会にしてほしい」としている。
 今回の宿泊補助は、市民向け半額補助に続く第2弾で、市は予算約5千万円(1万泊分)を確保。8月中旬から市民向けにスタートし、9月以降に県民向けに拡大する方針だったが、県内でコロナ感染が拡大したため、開始時期を遅らせ、島原半島3市民を対象にした。


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