新型コロナ 長崎県内4人 計212人

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県は26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに壱岐、対馬、雲仙の3市で計4人確認されたと発表した。県内の感染者は計212人になった。
 壱岐市で確認されたのは、福岡県在住で同市の光武内科循環器科病院の60代男性非常勤医師。24、25日に同病院皮膚科に勤務し、倦怠(けんたい)感や微熱などの症状があったため検査し陽性が判明した。濃厚接触者など22人の陰性を確認しており、接触者はさらに調査中。同病院は26日から新規の外来や入院の受け付けを停止している。
 対馬市の50代自営業女性と70代無職女性は、既に感染が確認された同市50代男性の濃厚接触者。県は対馬医療圏の感染状況に応じた「フェーズ」の引き上げを検討している。
 雲仙市の40代事務職男性は、17日から悪寒や発熱があり、25日に陽性が判明。2週間以内に県外への滞在歴があった。
 また、17日に医師2人の感染が判明した佐世保市総合医療センターは26日、外来や救急患者の対応などを休止していた脳神経内科と脳神経外科の診療を31日から再開すると発表した。
 県内では25日午後7時現在、重症1人を含む22人が入院。無症状や軽症用の宿泊施設療養者が6人、回復者が172人。

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