長崎県内4市町6人感染 新型コロナ、累計198人に

新型コロナウイルス感染者の入院状況(21日午後7時現在)

 長崎県と佐世保市は22日、同市と新上五島町、西海市、西彼時津町で計6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者数は累計198人となった。
 佐世保市が確認した2人のうち、同市の50代女性パート従業員は15日に市内の実家に帰省、16日に親族と市外へ車で出掛けた。17日に37度8分の熱が出て22日の検査で陽性が判明した。
 もう1人は19日に旅行で本県入りした県外の20代男子大学生。20日に佐世保市内で観光施設を訪れ、ホテルに宿泊した。21日に39度6分の熱が出て、22日の検査で陽性が判明。同行者1人は陰性だった。
 新上五島町の50代男性は、日本郵政が21日に感染を公表した青方郵便局の社員。濃厚接触者ら12人は陰性。業務を休止していた同郵便局は23日に再開する。町は感染防止のため四つの海水浴場のシャワー室などに加え、社会教育・体育施設計35カ所を当面閉鎖する。
 西海市の20代女性は、20日に39度の熱が出て21日に陽性と判明。時津町の40代男性会社員ら2人は、20日に感染が判明した町内の女性の濃厚接触者だった。
 県内では21日午後7時現在、重症者1人を含む26人が入院し、無症状者や軽症者の宿泊療養施設に8人が入所している。これまでに153人が回復している。


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