東京五輪で米国バスケチームを送迎予定だった千葉の貸切バス業者がコロナ倒産

 (株)アクセス急行(TSR企業コード:313728844、法人番号:1030001070047、佐倉市新町211、設立1984(昭和59)年4月、資本金500万円、代表者:松本敏朗氏ほか1名)は8月7日、千葉地裁佐倉支部より破産開始決定を受けた。破産管財人には石川貴康弁護士(コンパサーレ法律事務所、千葉市中央区本千葉町1-1、電話043-202-2336)が選任された。
 負債は現在調査中。

 ベンツ製の高級観光バスによる訪日観光客を対象とした貸切バス事業を展開。近年はインバウンド需要の拡大に合わせて増車を進め、さらに、東京オリンピック・パラリンピックでは米国バスケットボールチームの送迎予約を確保するなど順調な受注環境にあった。
 しかし、「新型コロナウイルス」感染症拡大により、インバウンド需要が消失したうえ、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期が決定したことで送迎予約もキャンセルとなるなど業況は一転。売上の大幅な減少により資金繰りが逼迫するなか、今後の業績回復の見通しが立たず、運転資金の調達も限界に達したことで、今回の措置となった。

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