夏休み明け 「駆け込み居場所」開放 相談受け付けの電話とメール クレイン・ハーバーとオンブズながさき

 夏休み明けに子どもの自殺が多いことを受け、長崎市のNPO法人フリースクールクレイン・ハーバーと「子どもの権利オンブズパーソンながさき」は、始業式の時期に合わせ活動拠点を「駆け込み居場所」として開放する。関係者は「家を出ても学校に行けないときに、行ける場所がある」とメッセージを送っている。
 内閣府の調査(2015年)によると、18歳以下の子どもの自殺は9月1日が最も多いとされる。
 クレイン・ハーバーは31日~9月4日午前9時半~午後9時に同市昭和3丁目、オンブズながさきは9月1日午前7時~午後5時に同市本石灰町の居場所を開放。いずれもスタッフが常駐し、相談を受け付ける。
 オンブズパーソンながさきの古豊慶彦代表は「周囲がコロナに気を取られて悩みを言いづらい子どもの声も、受け止める場所がある」とし、クレイン・ハーバーの中村尊代表は「命を懸けてまで学校に行かなくていい」と呼び掛けた。

 【クレイン・ハーバー】
電話(095.844.8899)、メール(craneharbor@har.bbiq.jp)

 【オンブズパーソンながさき】
電話(080.3187.9156)、メール(komb.nagasaki@gmail.com)

 


© 株式会社長崎新聞社