ロッキーズがブルペン補強 オリオールズからギブンズを獲得

ロッキーズは日本時間8月31日、タイラー・ネビン、テリン・バブラ、後日指名選手(または金銭)とのトレードでオリオールズからマイケル・ギブンズを獲得したことを発表した。ロッキーズはセットアッパーのスコット・オバーグとクローザーのウェイド・デービスが故障者リスト入りしているため、ブルペンの補強を必要としていた。

現在30歳のギブンズは、今季12試合に登板して13回を投げ、0勝1敗、5ホールド、防御率1.38、19奪三振の好成績をマーク。昨季は自己最多の11セーブを記録するなどクローザーとして起用されることもあったが、今季はセットアッパーに専念し、日本時間8月24日のレッドソックス戦で失点するまで開幕から10試合連続無失点を継続していた。

90マイル台後半の速球と威力のあるスライダーのコンビネーションで打者をねじ伏せるギブンズの加入について、バド・ブラック監督は「メジャーで実績のあるリリーフ投手の加入は、間違いなく我々を助けてくれるだろう」とコメント。「彼が加入してくれるのは嬉しい。試合の終盤に登板し、我々の勝利を手助けしてくれるだろう。過去に実績もあるからね」と戦力補強を喜んだ。

現在23歳のネビンはヤンキースのフィル・ネビン三塁コーチの息子で、2015年ドラフト全体38位指名を受けてロッキーズに入団。一塁と三塁のほか、外野の両翼も守ることができ、昨季はAA級で130試合に出場して打率.251、13本塁打、61打点、OPS.744をマークした。

バブラも同じく23歳で、マイナー通算打率.313をマークし、巧打の遊撃手としてネビンより高い評価を受けている。昨季はA級で102試合に出場して打率.318、10本塁打、52打点、18盗塁、OPS.899の好成績を残した。

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