カブスが6本塁打の一発攻勢で大勝 秋山は2安打1盗塁の活躍

【カブス10-1レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

カブスは左翼カイル・シュワーバー、中堅イアン・ハップ、右翼ジェイソン・ヘイワードの外野トリオがいずれも2本塁打を放ち、合計6本塁打でチームの全10得点を叩き出してレッズに10対1で大勝。今季20勝に到達した。スタメン出場した外野手3人が同じ試合でマルチ本塁打を記録するのは、メジャーリーグ史上初の快挙だった。

外野手に限らず、3人の選手が同じ試合でマルチ本塁打を記録するのは、1901年以降でメジャー史上20度目。直近では昨年4月にツインズ(ネルソン・クルーズ、ジョナサン・スコープ、ミッチ・ガーバー)が達成し、カブスも1955年4月(アーニー・バンクス、ランディ・ジャクソン、ディー・フォンディ)に記録しているが、この試合には11対12で敗れている。

4回表にシュワーバーの8号ソロ、ヘイワードの4号ソロで2点を先制したカブスは、5回表にハップが8号2ラン、6回表にヘイワードが5号ソロを放ち、5点をリード。6回裏にジョーイ・ボットーの5号ソロで1点を返されたが、7回表にハップが9号ソロを放ち、9回表にはシュワーバーの9号グランドスラムでダメ押しした。

カブスは先発のタイラー・チャットウッドが右肘の違和感を訴えて3回途中で降板したが、合計6人の投手がレッズ打線を4安打1得点に封じ、2番手のコリン・レイが2016年以来4年ぶりの白星をマーク。レッズ先発のルイス・カスティーヨは5回4失点で開幕5連敗となった。

レッズの秋山翔吾は「8番・センター」で先発出場し、3回裏の第1打席でセンターへのヒットを放ったあと、今季2個目の盗塁に成功。5回裏の第2打席はセンターへの二塁打を放ち、7回裏の第3打席も四球で出塁したが、9回裏の第4打席は見逃し三振に倒れ、最後の打者となった。3打数2安打1四球1盗塁の活躍を見せ、センターの守備でも好プレーを披露。今季の打率は.202、OPSは.548となっている。

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