巨人の坂本&丸がついに復調、阪神サンズが“2冠”…セ週間ベストナインは?

巨人・坂本勇人(左)と阪神のジェリー・サンズ【写真:Getty Images、荒川祐史】

巨人は5勝1敗で独走体制、ヤクルト1勝5敗で最下位転落

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3か月遅れて開幕したプロ野球は、6月19日の開幕から折り返しを迎えた。各チームが60試合超を消化し、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

開幕から2か月以上が経過した8月24日から8月30日までの1週間の選手成績を検証し、Full-Count独自に週間ベストナインを選出した。今回はセ・リーグ第11週だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 59試合35勝21敗3分
→2 DeNA 62試合31勝28敗3分 5.5
↑3 阪神 60試合29勝28敗3分 1.0
↓4 中日 63試合27勝32敗4分 3.0
↑5 広島 60試合24勝30敗6分 0.5
↓6 ヤクルト 60試合24勝31敗5分 0.5

【第11週セ・リーグ】
1 巨人 5勝1敗0分
1 阪神 5勝1敗0分
3 DeNA 4勝2敗0分
4 広島 2勝4敗0分
5 中日 1勝5敗0分
5 ヤクルト 1勝5敗0分

第11週のセ・リーグは巨人と阪神が5勝1敗と好調だった。巨人は2位DeNAとの差を5.5ゲーム差に広げて独走体制に入りつつある。阪神は前週の4位から順位を上げて3位に浮上。一方で前週は好調だった中日が1勝5敗と苦しみ4位に。ヤクルトも1勝5敗で最下位に転落した。

巨人・丸佳浩【写真提供:読売巨人軍】

坂本が打率.462、丸が.458と復調を感じさせた第11週の巨人

【第11週セ週間ベストナイン】
先発 高橋遥人(阪神)
救援 スアレス(阪神)
捕手 大城卓三(巨人)
一塁 松山竜平(広島)
二塁 山田哲人(ヤクルト)
三塁 村上宗隆(ヤクルト)
遊撃 坂本勇人(巨人)
左翼 サンズ(阪神)
中堅 丸佳浩(巨人)
右翼 松原聖弥(巨人)

第11週で特に野手で活躍が際立ったのが巨人か。ここまでなかなか調子の上がらなかった坂本が打率.462、6打点と復調気配。さらに丸も打率.458と結果を残し、この2人がリーグの打率1位、2位だった。若い松原は6試合全てでスタメン起用されて打率.320と奮闘した。この3人のほか、ウィーラーも週間打率で.435と結果を残していた。

坂本、丸に続く打率だったのがヤクルトの山田哲。こちらもなかなか調子が上がらず、7月27日には出場選手登録を抹消されていた。ようやくここに来て復調気配で第11週は打率.440、2本塁打7打点をマークした。ヤクルトでは村上も打率.429と好調だった。

巨人と同じく5勝1敗だった阪神では新助っ人のサンズが好調だった。打率.364をマークし、3本塁打と9打点は共にリーグトップの“2冠”。またベストナインには入らなかったものの、ボーアもサンズと並ぶ3本塁打を放っていた。一塁手は広島の松山。打率.409と好調だった。

投手陣では大きく勝ち越した阪神勢を選出。高橋遥は8月25日の中日戦で先発して8回1失点と好投。3連勝への流れを作った。リリーフではクローザーのスアレスを選出。第11週は4試合に登板して3セーブをマークした。同29日の広島戦のみ1点を失ったが、好リリーフを続けていた。(Full-Count編集部)

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