バルセロナ、「トップで試すべき」ブレイク直前の生え抜き7名

今夏、リオネル・メッシやルイス・スアレスなど主力選手の放出の噂が相次いでいるバルセロナ。

新たに監督となったロナルト・クーマン氏によってチームの改革が行われ始めており、その余波によって多くの選手が退団する可能性があるという。

その一方、世界でも有数の育成機関を備えているバルセロナにとっては、若手を使えるチャンスにもなるかもしれない…『Planet Football』から「トップチームで試すべき生え抜きの選手」を紹介する。

ペドリ

2018-19シーズン終了後にラス・パルマスから獲得された「ペドリ」ことペドロ・ゴンザレス・ロペス。1年間はそのまま元クラブに残り、17歳でレギュラーに定着、4ゴール6アシストを記録した。

非常に技術が高く、パスのビジョンも素晴らしく、オン・ザ・ボールでもオフ・ザ・ボールでも働ける。そのため「新しいイニエスタ」とも言われている。

なお、祖父はテネリフェ島にバルセロナのサポーターズクラブを作った人物だそう。

ロナルド・アラウホ

2018年にウルグアイのボストン・リーベルというクラブからバルセロナBに加入したウルグアイ人DF。191cmという大柄な体格を持っている選手だ。

すでに2019-20シーズンにはトップチームでもデビュー、6試合に出場した。セビージャ戦では途中出場からの退場を経験するも、その後もチャンスを与えられている。

モンチュ

「モンチュ」の愛称を持つラモン・ロドリゲス・ヒメネス。今季のUEFAチャンピオンズリーグのナポリ戦では、終盤に途中出場することに成功している。

バルセロナBで29試合10ゴールを奪った彼は、トップチームでも中盤の安定性を追加してくれるであろう存在。年齢も20歳なので、そろそろ出番を継続的に与えるべきだ。

アレックス・コラド

エスパニョールの下部組織から10歳でバルセロナに加入したアレックス・コラドは、非常にユーティリティ性がある選手だ。攻撃的MFとして中央でプレーすることも、サイドでプレーすることもできる。優れたゲームビジョンを持ち、パスセンスも豊かだ。

2019年5月のセルタ戦でデビューした彼は現在21歳。フランシスコ・トリンカォンとのポジション争いになるだろうか。

オリオル・ブスケツ

セルヒオ・ブスケツとは血縁関係がない「もうひとりのブスケツ」である。2019-20シーズンはトゥウェンテに貸し出され、23試合に出場していた。

守備的MFを得意とする21歳は、おそらく退団するであろうアルトゥロ・ビダルの穴を埋められるかもしれない。バルセロナのファンからは最も有望なMFの一人だと考えられている。

イニャキ・ペーニャ

13歳でビジャレアルからバルセロナに加入したゴールキーパーだ。まだトップチームで出場したことはない。

しかし、今2ndを務めているネトはバレンシアへの退団が有力となっており、そのバックアップの目処もついていない。となれば、ペーニャをベンチに置く可能性もかなり高くなる。

素晴らしいハンドリングとクロス対応を持っている。足元でボールを持ってもいいプレーが出来、バルセロナらしい「スイーピングキーパー」である。

ルドヴィト・ライス

リヴァプールとの争奪戦の末、バルセロナは昨年ルドヴィト・ライスを獲得した。フローニンゲンでプレーしていた彼は守備的MFながら攻撃も得意とし、次なるブスケツとも言われている存在である。

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同じオランダ人であるということもあって、クーマン監督にとっては使いやすい存在だろう。中盤の新しいスターとして起用される可能性は高い。

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