【新型コロナ】川崎の90代女性が死亡 クラスター発生の福祉施設入居者

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は3日、クラスター(感染者集団)が起きた福祉施設に入居していた90代女性が死亡した、と発表した。また20~70代の男女14人の感染を新たに確認。中等症2人、軽症11人、無症状1人で、5人の感染経路が不明という。市発表の死者数は累計32人、感染者数は1185人となった。

 市によると、亡くなった女性は8月23日に発熱し、28日に入居者4人とともに陽性と判明。29日に市内の病院に入院していた。

 14人の年代別は、30.50代が各4人で最多。20.40代が各2人、60.70代が各1人。居住区別は、川崎・多摩区が各4人、中原・麻生区が各2人、高津区と東京都が各1人。

 経路が判明している9人のうち、4人が家族内感染、5人が感染した友人や知人の濃厚接触者。一方、不明の5人は高津区に住むパートの60代女性や、川崎区に住む無職の50代女性ら。

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