絶妙なサイズが人気の理由
オデッセイやステップワゴンといった、いわゆるミニバンは、ボディが大きいものがほとんど。たまに3列シートを使う程度、という方には少しハードルの高いモノ。だが、フリードは全長を4.3m弱にとどめたちょうどイイサイズのミニバンとして人気を博している。
事実、2008年にデビューした初代モデルは、2016年までの8年間で累計35万台を売り上げる大ヒットとなった。
2016年に投入された現行モデルは、ちょうどイイサイズはどのままに、ホンダセンシングと呼ばれる先進安全装備を充実させるなど、ますます魅力を向上させた。果たして、現行フリードは今下取り価格はどれほどのモノなのか? 詳しく見ていこう。
ガソリンモデルが大健闘! 残価6割は堅いゾ
今回は2019年に行ったマイナーチェンジ前のモデルにフォーカスし、走行距離5〜10万キロの個体を中心に見ていこう。
ご存知の通り、現行フリードはガソリンとハイブリッドモデルをラインアップしているが、まずはガソリン車から。
売れ線グレードのG ホンダセンシング(2017年式)は5〜6万キロの個体で120〜130万円程度で取引されている。新車当時の価格が210万円、このことから約62%の価値を維持している。
続いてハイブリッドモデルも同条件で見ると、150〜160万円で買い取られており、ガソリン車に比べると平均して30万円程度高値がつく印象だ。ちなみに当時の新車価格が250万円だったため、約64%の価値があるコトとなる。
いずれにしてもフリードの下取り相場は、かなり高値をキープしている印象だ。フリードは昨年マイナーチェンジを行なっているため今すぐのフルモデルチェンジは想像しがたく、高値もまだしばらくは維持しそうだ。
【筆者:MOTA編集部 木村剛大】