陸上 JOC選考会・長崎 共通400R 男子桜馬場、女子長大付 全国へ

【共通男子400メートルリレータイムレース5組】桜馬場の第3走者神近(右)からアンカー達木にバトンが渡る=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上のJOCジュニアオリンピックカップ全国中学大会選考会兼全日本中学通信大会長崎県大会は5日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、共通400メートルリレーの男子は桜馬場が44秒99、女子は長大付が51秒24で優勝し、男女とも各都道府県1代表の全国大会出場権を獲得した。
 コロナ禍による夏の全国中学体育大会の中止を受けて、10月に行われる全国大会(神奈川)の参加申し込み資格記録突破を目指した大会。男女計28種目で競った。全国大会は各種目別に定員があり、申し込み記録の上位者から出場できる。
 この日は共通男子の200メートルで植松康太(深江)が22秒55、400メートルで竹下紘夢(郷ノ浦)が49秒76の大会新Vを飾るなど、男女計7種目で10人が参加申し込み記録を突破。3年男子100メートルは10秒91で制した中川穂泉(吉井)をはじめ、2位の達木英弥(桜馬場)、3位の吉村優輝(佐世保北)の3人が参加申し込み記録を上回った。
 今大会は競技結果を得点化して全国ランキングをつける日本陸連の「全日本中学通信大会」指定大会も兼ねた。5、6日の2日間で実施予定だったが、台風10号接近のため、日程を5日だけに短縮。トラック種目はタイムレースで行われた。
 日本陸連の中学優秀指導者に選ばれた島田健一郎教諭(西諫早)の表彰伝達式も開催。表彰式は例年、秋の国体会場で行われるが、今年の鹿児島国体が延期となったため、この日に伝達された。

【共通女子400メートルリレータイムレース6組】長大付のアンカー武藤(左)が第3走者林田からバトンを受けて走りだす=トランスコスモススタジアム長崎
【3年男子100メートルタイムレース1組】上位3人が全国大会参加申し込み資格記録をクリア。10秒91でトップゴールした中川(吉井、右)と3位の吉村(佐世保北)=トラスタ

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