YOSAKOIさせぼ祭り 12月に代替イベント計画 市議会企業経済委

 新型コロナウイルスの影響で来年に延期された「第23回YOSAKOIさせぼ祭り」について、佐世保市は9日、実行委が12月6日に代替イベントを計画していると明らかにした。今後、市内の感染状況を考慮しながら開催の可否を判断していくという。
 定例佐世保市議会企業経済委で報告した。
 代替イベントは、させぼ五番街、島瀬公園、中央公園(宮地町)の計3ケ所に会場を設け、市内の20チームが演舞を行う。ライブ配信やパブリックビューイングも実施する。
 感染予防対策として観覧は事前申し込み制とする。踊り子や観客、スタッフにマスク着用、検温を求める。代替イベントとは別に、させぼ祭りの歴史や過去の大賞受賞チームの映像をまとめた広報映像の制作にも取り組む予定という。
 実行委は5月、新型コロナの感染拡大で、各チームが練習時間を確保できず、関係者の安全確保が難しいことなどを理由に来年10月への延期を発表。代替イベントを検討する意向も示していた。
 させぼ祭りは1998年にスタート。毎年10月に3日間開催している。中央公園のスポーツ広場をメイン会場とし、市内各地の会場で県内外のチームが演舞を披露。昨年は170チームが参加した。

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