現地時間9月11日(金)、2020年FIA-F2第9戦イタリア予選がムジェロで開催。クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)が自身初のポールポジションを獲得、角田裕毅(カーリン)は11番手、佐藤万璃音(トライデント)は17番手、松下信治(MPモータースポーツ)は21番手だった。
日差し降り注ぐムジェロの気温は28.7度、路面温度39.4度と前戦モンツァよりもやや高め。現地時間17時00分に予選がスタートした。
セッション開始とともに各車コースイン。シリーズランキング4番手につける角田はライバル勢との間隔を開け、残り28分30秒をすぎたあたり、17台目としてピットレーン出口へ向かった。
1回目のアタックでトップに立ったのはマーカス・アームストロング(ARTグランプリ)で1分30秒857。各車1周のクールダウンを行い、続けて2度目のアタックに挑戦。ここで首位に立ったのは1分30秒205でランキング5番手のクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)だ。
日本勢は角田が6番手、佐藤は16番手、松下は19番手となり、全車ピットインしてラストアタックへ控える。
残り12分を切ったあたりからアームストロングを先頭に続々とコースイン。フレッシュなタイヤで暫定トップを奪い返したのは1分30秒133を記録したルンガー。このタイムを更新するものは現れず、ルンガーは自身初のポールポジションを獲得し、シリーズランキングポイントに4点を加算し角田と3点差の120点となった。
角田は11番手、佐藤は17番手、松下は21番手だった。
フィーチャーレース(決勝レース1)は日本時間9月12日(土)の23:45からスタートする。
■FIA-F2第9戦イタリア 予選 暫定リザルト
Pos. No. Driver Team Time
1 6 C.ルンガー ARTグランプリ 1’30.133
2 2 D.ティクトゥム ダムス 1’30.138
3 4 C.アイロット ユニ・ヴィルトゥオーシ 1’30.204
4 5 M.アームストロング ARTグランプリ 1’30.317
5 15 F.ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ 1’30.339
6 8 J.ダルバラ カーリン 1’30.437
7 1 J.ビップス ダムス 1’30.486
8 25 L.ギオット ハイテックGP 1’30.508
9 21 R.シュワルツマン プレマ・レーシング 1’30.527
10 9 J.エイトケン カンポス・レーシング 1’30.533
11 7 角田裕毅 カーリン 1’30.542
12 11 L.デレトラズ チャロウズ・レーシング・システム 1’30.552
13 3 周冠宇 ユニ・ヴィルトゥオーシ 1’30.586
14 24 N.マゼピン ハイテックGP 1’30.592
15 20 M.シューマッハー プレマ・レーシング 1’30.924
16 12 P.ピケ チャロウズ・レーシング・システム 1’30.974
17 23 佐藤万璃音 トライデント 1’31.131
18 22 R.ニッサニー トライデント 1’31.159
19 16 A.マルケロフ BWT HWAレースラボ 1’31.331
20 17 G.アレジ BWT HWAレースラボ 1’31.345
21 14 松下信治 MPモータースポーツ 1’31.961
22 10 G.サマイア カンポス・レーシング 1’32.359