波に洗われ角が取れたガラス片「シーグラス」を使ったオブジェ約80点が新上五島町有川郷の有川港ターミナルに展示され、訪れる人の目を楽しませている。30日まで。
同町江ノ浜郷のパート従業員、吉本とよ子さん(61)の作品で、展示は今年で3回目。テレビでシーグラスオブジェの存在を知り、約5年前から創作活動を始めた。インターネットを使い独学で作り方を習得。町内の海岸で集めたシーグラスを洗浄、消毒して制作する。自然の形を生かすため成形はしない。作品の一部は町内の土産品店で販売もしている。
展示品は、長さ1~3センチほどのかけらを組み合わせた。バラの形にアレンジした置物やシンデレラをイメージした靴、人魚のシルエットを表現して貼り付けた板など、夢のように美しい作品が並ぶ。吉本さんは「五島の海が育んだ贈り物の魅力を楽しんでほしい」と話した。
「シーグラス」オブジェ展示 有川港ターミナル
- Published
- 2020/09/12 16:00 (JST)
- Updated
- 2020/09/13 00:05 (JST)
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