SUZUKID 半自動溶接機「Buddy」で、頭でっかち2頭身シャベルをレストア製作してみた。

SUZUKID 半自動溶接機「Buddy」で、頭でっかち2頭身シャベルをレストア製作してみた。

完成写真

レシピの概要

かかった費用

0円

所用時間

1時間

材料

ジャンクシャベル(1)
ゴールドスプレー(1)
マッドブラックスプレー(1)
鉄プレート(1個)

工具

SUZUKID・100Vノンガス半自動溶接機『Buddy』
SUZUKID・高機能液晶式自動遮光溶接面『JM-200FF JIDOUMEN-FF』
半自動溶接用スターターキット(マグホールド、溶接用ワイヤ等含む)
ディスクグラインダー

作り方

STEP1

木製の柄の部分が腐ってしまって切断して放置されていたシャベルの頭と取っ手の部分。これを合体できないかなと思い、出してきました。

STEP2

このサビサビのボロボロの鉄でも溶接できるのか?というところにとても興味がわいたので、試してみました。

STEP3

まずは不要になった錆び錆びのボルトを削って取り除きます。

STEP4

ある程度グラインダーで表面を削って合わせてみると、シャベル頭の部分が取っ手部分にうまく重なりそうです。

STEP5

表向きにして、錆は全部は削り落とせないので錆が残っている状態で溶接開始します。※溶接部分はそれなりに錆を削って落としています。

STEP6

錆びてるのに、思ったよりしっかりスパークしてます。半自動溶接機の「Buudy」を3.5sqのコード延長(10m以上)で使用していますが、電圧降下の影響もほとんど無く快調です!

STEP7

でも使ってる人の腕がまだまだなので・・・とりあえず点・点・点で接合して見た目は悪いですが・・・

STEP8

グラインダーで余分な箇所を落としてチェックします。

STEP9

1回目は、一応くっついてますけどなにか?・・・というかんじ、溶接の足りない箇所にちょっとづつ溶かし込んで埋めていきます。

STEP10

裏側には新しく鉄プレートを追加して補強することにしました。

STEP11

サビてない鉄のプレートのほうをスパークの軸にしながら一定速度で溶接していくと、安定してビードができるように感じました。

STEP12

表側をもう一度溶接して、グラインダーで削っていくと、接合した部分が綺麗にエッジになって一体化してきました。

STEP13

全体的にサンディングをかけて整えたらゴールドのスプレーで取っ手側を塗装します。

STEP14

エッジの部分を境にマスキングして反対側をマッドブラックで塗装します。色のメリハリがハッキリ出てます。なのにこの部分はしっかりくっついてます。

STEP15

裏側はマスキングが甘くてちょっとグラデーションですがw...まあ良いでしょう。

STEP16

ありそうでなさそうな?頭でっかちな2頭身のシャベルができました! 大型のシャベルと比べると軽くて取り回しもバツグンです!

STEP17

なぜこんなのを作ったかというと・・・畑や花壇に堆肥を運ぶ際のネコ(一輪車)にシャベルを乗せていきたいんですが、柄の長いシャベルだと乗せられず手も塞がってるので落っこちてしまうんです。これだとちょうど良く乗せられます!

STEP18

そして頭でっかちなので、堆肥を一度に沢山すくうことができます。取っ手を持っても使えるし、柄の中央を持って力を入れてもビクともしません。しっかり溶接されています。

STEP19

頭でっかち2頭身シャベル。男のガーデニングに欠かせないアイテムとなりました。

レシピのコツ・ポイント

溶接を一度で済まそうとせずに、最初は点で接合してみて、様子を見ながらやると良いようです。表面が錆びていても中の金属が残っていれば問題無く溶接可能なことがわかりました。

やってみた感想

金属が溶接で一体化してくる様を見るていると、とても楽しいです♪ しかもそれがサビサビのボロパーツだったりすると、なおさらレストアの醍醐味も増してきます。錆びた物でもこうやって復活できるので、ますます家の鉄製のガラクタ(いや、宝物?)が捨てられなくなりそうです。

レシピを書いた人

Taatanさんのプロフィールを見る

© ビギニング株式会社