スーパーフォーミュラ:Buzz Racing with B-Max、第2戦岡山で高星明誠を起用へ

 9月26〜27日に岡山国際サーキットで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦で、Buzz Racing Team with B-Maxが50号車のドライバーとして、高星明誠を起用することがオートスポーツwebの取材で明らかになった。

 Buzz Racing Team with B-Maxは、今季はレッドブルF1のテストドライバーも務めるセルジオ・セッテ・カマラと、シャルル・ミレッシを起用する2台体制での参戦を予定しており、3月に富士スピードウェイで行われた公式テストでもふたりが参加していたが、その後新型コロナウイルスの影響によりカレンダーも大幅に変更され、政府の水際対策のなかふたりの来日が実現できなくなってしまった。

 そんななか、シリーズは8月29〜30日に開催された第1戦もてぎで開幕したが、Buzz Racing with B-MaxではチームをサポートするBuzz & Co Asset Managementの推薦もあり、名取鉄平を起用する1台体制を敷いた。名取は公式テストからSFで十分戦えるスピードをみせていたが、同じ週末でSFとスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)とのダブルエントリーをしており、酷暑のなかで名取はSFL第1戦の決勝レース後に脱水症状を起こしてしまい、SFの決勝前にリタイアを決断していた。

 迎えるスーパーフォーミュラ第2戦岡山は同様にSFLとの併催であり、また外国人ドライバーの来日が難しい状況が変わっていないことから、Buzz Racing with B-Maxが第2戦岡山で誰を起用するのか注目が集まっていたが、オートスポーツwebの取材に対し、チームは50号車のドライバーとして高星明誠を起用することが明らかになった。

 高星は2017年にB-Max Racing Teamから全日本F3選手権のチャンピオンを獲得。近年はスーパーGT GT500クラスでリアライズコーポレーション ADVAN GT-Rをドライブしていたが、スーパーフォーミュラ・ライツ第1ラウンドもてぎではB-Max Racing TeamからSFLをドライブしており、フォーミュラでも十分なスピードがあることを証明している。

 岡山ではぶっつけ本番のスーパーフォーミュラとなるが、千載一遇のチャンスで高星がどんな走りをみせるか楽しみなところだ。なお、51号車についてはまだ未定だという。

スーパーフォーミュラ・ライツ第1ラウンドもてぎでの高星明誠(B-MAX RACING TEAM)
スーパーフォーミュラ・ライツ第1ラウンドもてぎでの高星明誠(B-MAX RACING TEAM)
名取鉄平(Buzz Racing Team with B-Max)

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